* BTCが史上最高値を更新する中、ETHは4カ月ぶりの高値となる3000ドルに迫った。* ETHの最近の勢いは、決済およびトークン化インフラにおける役割の拡大、ETFへの力強い資金流入、暗号資産財務戦略への採用によってもたらされている。* CoinDeskの分析モデルによると、3000ドル付近には強いレジスタンスがあり、2750ドル付近にサポートゾーンが形成されている。ビットコイン(BTC)が史上最高値を更新する中、イーサリアム(ETH)は10日に急騰し、4カ月以上ぶりの高値を付けた。時価総額で2番目に大きいこの暗号資産(仮想通貨)は、過去24時間で6.7%上昇し、3000ドル手前まで上昇した。イーサリアムは今回のサイクルで他を大幅に下回るパフォーマンスを見せ、ビットコインやソラナ(SOL)とは異なり史上最高水準に達することができなかったが、最近になってこのトークンを巡るナラティブが変化し始めている。「イーサリアムはデリバティブ取引の活発化と、決済およびトークン化インフラにおける幅広い役割への熱意の高まりを背景に、最近の安値から反発しており、価格モメンタムを牽引している」とLMAXグループ(LMAX Group)の市場ストラテジスト、ジョエル・クルーガー(Joel Kruger)氏は述べた。米国上場の現物ETF(上場投資信託)にも強い需要があり、今月これまでに5億ドル(約735億ドル、1ドル147円換算)を超える資金流入を記録している。一方、企業の暗号資産財務戦略はビットコインだけでなくイーサリアムにも拡大しており、シャープリンク・ゲーミング(SharpLink Gaming)やビットマイン・イマーション・テクノロジーズ(Bitmine Immersion Technologies)などの上場企業がバランスシートにこの資産を追加している。「1カ月も経たないうちに、上場企業は、Merge(マージ)以降に発行された全てのイーサリアムを相殺するだけのイーサリアムを購入するだろう」と著名な暗号資産投資家であるPentoshi氏は今週初め、Xへの投稿で述べた。「この資産はビットコインの時価総額の9分の1に相当し、価格を動かすのに必要な資金ははるかに少ない。その資金は明らかに流入している」
イーサリアムが3000ドル手前まで急騰、ETF資金流入とトークン化ナラティブが後押し:テクニカル分析 | CoinDesk JAPAN(コインデスク・ジャパン)
ビットコイン(BTC)が史上最高値を更新する中、イーサリアム(ETH)は10日に急騰し、4カ月以上ぶりの高値を付けた。
時価総額で2番目に大きいこの暗号資産(仮想通貨)は、過去24時間で6.7%上昇し、3000ドル手前まで上昇した。
イーサリアムは今回のサイクルで他を大幅に下回るパフォーマンスを見せ、ビットコインやソラナ(SOL)とは異なり史上最高水準に達することができなかったが、最近になってこのトークンを巡るナラティブが変化し始めている。
「イーサリアムはデリバティブ取引の活発化と、決済およびトークン化インフラにおける幅広い役割への熱意の高まりを背景に、最近の安値から反発しており、価格モメンタムを牽引している」とLMAXグループ(LMAX Group)の市場ストラテジスト、ジョエル・クルーガー(Joel Kruger)氏は述べた。
米国上場の現物ETF(上場投資信託)にも強い需要があり、今月これまでに5億ドル(約735億ドル、1ドル147円換算)を超える資金流入を記録している。
一方、企業の暗号資産財務戦略はビットコインだけでなくイーサリアムにも拡大しており、シャープリンク・ゲーミング(SharpLink Gaming)やビットマイン・イマーション・テクノロジーズ(Bitmine Immersion Technologies)などの上場企業がバランスシートにこの資産を追加している。
「1カ月も経たないうちに、上場企業は、Merge(マージ)以降に発行された全てのイーサリアムを相殺するだけのイーサリアムを購入するだろう」と著名な暗号資産投資家であるPentoshi氏は今週初め、Xへの投稿で述べた。「この資産はビットコインの時価総額の9分の1に相当し、価格を動かすのに必要な資金ははるかに少ない。その資金は明らかに流入している」