ビットコイン長期保有者、市場における忍耐を示す | CoinDesk JAPAN（コインデスク・ジャパン）

• ビットコイン供給量の約45％は、3年間以上動きがない。これは2024年2月と同じ水準だ。
• 5年間動きのない供給量は、2024年5月以降30％で安定している。

しかし、全体を俯瞰すると、3年間以上動きのないビットコイン流通供給量の割合は現在45％であることがグラスノードのデータで示されている。これはアメリカのETF（上場投資信託）が始まってから1カ月後の2024年2月と同じ水準だ。

3年前の2022年7月、ビットコイン価格が2万ドル（約290万円、1ドル145円換算）だった直近の弱気相場では、スリー・アローズ・キャピタル（3AC：Three Arrows Capital）とセルシウス（Celsius）の崩壊によって引き起こされたレバレッジ危機が市場を直撃していた。これは長期保有者が確信を持っていることを示している。

一方、少なくとも5年間動きのない流通供給量の割合は30％で、2024年5月以降は横ばいとなっている。

したがって、長期保有者は価格が上昇したときに通常通り売却しているとしても、より広範な集団の全体的な行動が現時点で1年以上大きく変化していないことがこうしたデータで示されており、さらなる動きに出る前に価格の上昇を待っている人が多いことを示唆している。

｜翻訳・編集：林理南
｜画像：最後に動いた供給量（Glassnode）
｜原文：Bitcoin Long-Term Holders Signal Patience in Market

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